メカノケミストリーの理論を作る
tetsu
遺伝子発現制御理論物理学研究室
私の研究所では、いくつかの6つのフラグシッププロジェクトがあり、それぞれのプロジェクトで毎月研究方向を行うオンラインミーティングがあります。
私はそのうちの2つのプロジェクトに携わっていますが、たまたま、昨日、2つのミーティングが同じ日にあって、両方とも私が報告する会でした。
研究所に要求されている研究が以前少しお話したメカノケミストリーの理論構築なのでその話をしました。
最近、このプロジェクト、結構進展がありまして、これまで作ってきた理論が実験の特徴をある程度つかむことができていることがわかってきました。
反応物粒子が壊れるプロセスは比較的早く、化学反応速度を制限するのが界面での分子運動であることが重要なポイントでした。
ちなみに、他の理論的な試みの多くは、反応物の粒子運動を計算するものだったりします。
特に実験を意識して理論を作ってきたわけではなく、どちらかというと、他の人が考えないと想定できることをしてきたのですが、たまたま当たった感じです。
定性的な比較にとどまっているので、私の理論が正しいとはまだいえないのですが、本格的に実験で検証するフェーズにまできているのかなと思います。
とはいえ、界面の分子運動を予言するためのものはほとんど入っているので、実験を参考にして、カスタマイズしていけばいい感じになりそうです。
昨日行った2つの発表のうち、1つは実験と理論の混合チームへの発表、もう1つは理論と情報科学科学の混合チームへの発表でしたので、実験からの意見もいただけたし、理論からの意見もいただくことができました。