研究あれこれ

国内/国際会議・研究会に参加するモチベーション

tetsu

仕事始めは今月後半にある国際会議の準備です。

準備とはいってもプレゼンテーションを作るまで到達しておらず、今週は研究の最後の詰めをする予定です。

たぶん、多くの人は、会議に参加すると決めた時点で、すでに結果が出ていることを発表すると思います。

私も昔はそのようにしていました。

しかし、現在は、会議への登録時点では、予備結果しか出ていない場合が多く、どちらかというと研究のペース配分のために会議を利用していることが多いです。

このスタイルにしたのは、領域型の研究費をもらうようになってからです。

領域型の研究費は、研究領域を作るために配分されるもので、まず、責任者である代表とそのかじ取りの助言を行うアドバイザが決められます。

研究提案の公募を行い、応募されてきたものの中から領域の目標の達成に必要な研究提案が採択されるというものです。

研究期間は3~5年くらいのものが多いかと思いますが、その中で研究の進捗を報告する領域会議が開催されます。

私は、理論物理学者でありながら分子生物学の領域に参加し、多い時で3つの領域に参加し、1年に6回領域会議がありました。

領域会議は分子生物学者からのコメントをもらえる貴重な機会であったため、領域会議までにここまで進めよう、最新作を出し続けようと目標を立てて、忙しいながらも充実した日々を送っていました。

そして、さきがけという領域型研究費が終わった時、領域会議がなくなったわけですが、その時に何のために生きていいか、冗談抜きで分からなくなってしまいました。。。

そのくらい、さきがけは生き甲斐だったと思います。

なくなったなら作ればいいということで、国内会議や研究会を領域会議と思うことにして、すでに完成した研究を発表するというよりは、現在進行形のプロジェクトを発表し、皆様に意見をうかがう機会にすることにしました。

また、会議は発表をする・聞くことよりも、実験家の人たちと話したり、食事に行ったり、飲みに行ったりして、彼らが行っている実験について詳しく聞き、アイデアを発想したりそれをもとに共同研究を作ったりすることを重視しています。

実験分子生物学者・生化学者の読者の皆様には、どこかでお会いして、一緒に仕事ができればうれしいです。

ABOUT ME
山本哲也
山本哲也
キンメダイ美術館のサイエンティスト
電子工学で学位を取得後、理論物理学者になるため、ドイツ、イスラエル、中国で修行。現在は、習得した理論物理学を使って遺伝子発現制御のメカニズムを明らかにする研究をしています。研究だけでなく、趣味やいろいろ考えていることなどお話ししたいと思います。
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