義務教育でもう少し経済のしくみを知りたかった
私がまだとても小さい子供のころ、お年玉を銀行に預けなさいと親に言われて、口座を作って預けたことがあります。
私はわざわざ定期預金にお年玉を突っ込んでいました。
そのうち満期になって、またそのお金を定期預金に入れるわけですが、元から預けたお金と利息の合計額にまた利息が付くことに気付きます。
当時は今より金利が大きかったので、定期預金で見ると、利息の利息がバカになりませんでした。
ここで私は、「複利」というものを学びました。
そのうち日本が不景気になり、ゼロ金利政策が始まったので、お金を銀行に預けるのが面白くなくなってしまいましたが。
とはいえ、子供だったもので、ローカルな思考しかできませんでした。
経済や金融を学んだのは本当に最近ですが、この社会で生きていくために必要なことですので、義務教育でもう少しちゃんと教えるべきことだと思います。
国が経済発展するということは、モノやサービスの売れ行きが良くなるということです。
市場原理からしますと、モノやサービスの売れ行きが良くなると、その価格が高くなります。
逆に言うと、モノやサービスに比べて通貨の価値が下がる、つまり、インフレーション(インフレ)が起こるということです。
なので、国が経済発展する限り、通貨の価値は下がり続けます。
通貨のほかに、株、債券、不動産、金などといった金融資産があります。
まず、銀行は、預金から得たお金で債券の代表ともいえる国債をたくさん買って、そのうちの一部を利益としています。
ですので、銀行預金よりも国債の方が利率がよくなります。
少なくとも、長期的には。
個人向け国債は元本保証がありますので、安全な資産です。
株式の値段はその銘柄というか会社によるのですが、銘柄の選定には決算情報などに目を通してその企業の状態を知る必要があります。
一方、TOPIXやS&P500、MSCI ACWIなどといった株の平均指数に合わせて分散投資するすることもできます(インデックス投資)。
こういうような、資産としての国債や株式、インデックス投資などといったことは、義務教育で教えてもらいたかったです。
国が経済発展するということは、モノやサービスの売れ行きが良くなるということですので、企業の利潤が増え、株式の値段が上がり、場合によっては、配当金が増えるようになります。
株式は短期的に見ると価格変動が激しいのですが、長期的に見ると徐々に上がっていきます。
要は、インフレは、通貨の価値を下げるけれども、株の価値をあげるのです。
今の場合、インフレが起こっているのは、日本の金利が海外よりも低いため、日本円を借りて海外の銀行や債券に投資し、利率を受け取った後に日本円を売ると、利率の差だけ儲けるといったことをしている人が結構いるからだと言われています。
市場原理からすると、日本円が売られると、その価値が下がります。
先ほどは、モノと比べた通貨の価値の話をしましたが、ドルやユーロと比べて日本円の価値が下がること、つまり、為替も問題として入ってくるということですね。
企業は銀行からお金を借りて事業を起こし、その規模は借りられる金額によるので、利率を上げてしまうと、一般的には、企業の利潤が下がることを意味します。
日本銀行は、そのバランスを考えて金利を決定しているということですね。
最近、利上げの話がちょこちょこ出てきているのは、先ほどの円が売られてしまう問題と、いま日本が割と好景気であることが背景にあると理解しています。
逆に、日本円の価値が下がっていくならば、日本円やそれをベースとした日本企業の株式を持っているよりも、海外の通貨(ドルやユーロなど)とそれをベースとした海外企業の株式も持っていた方がいいことになります。
円高になると輸出による1つ売れるあたりの利潤が大きくなるけれども、海外からすると値段が高くなって売れる量は少なくなるというようなことは義務教育でも習った記憶があるのですが、資産という観点でも為替を教えてほしかったですね。
とはいえ、小さいころは、海外の企業なんてほとんど知らなかったので、それに投資するなんていってもピンときませんよね。
コロナパンデミックの間、さきがけの研究期間だったので、多くの時間と意識を研究に回していました。
インデックス投資で平均を買うことができることを知っていれば、もう少し投資に意識が向いたかもしれません。
また、税金(確定申告のやり方)と契約書の読み方も義務教育で教えてほしかったですね。
長くなってしまったので、また場を改めてこの話もしたいと思います。
